イオンの株主優待オーナーズカードで節約する7通りのフル活用法
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イオンやイオンモールなどを頻繁に利用する人は、株式優待の「オーナーズカード」を持っていると、普段の買い物がお得になります。
イオンの株式優待は「毎日の買い物が便利になる銘柄」などの特集が組まれると、毎回のように名前が挙がり、株投資には全く縁のないような家庭でも多く利用されています。
気になる「オーナーズカードを持っていると、どのようにお得になるのか?」をまとめてみました。
半年に1回の3~7%のキャッシュバック
買い物やサービスを受ける際、レジでオーナーズカードを提示後、支払いをすると、持ち株数に応じて「買い物金額合計✕返金率」の金額が、半年ごとに現金での返金(キャッシュバック)されます。
持ち株数 | 返金率 |
100~499株 | 3% |
500~999株 | 4% |
1,000~2,999株 | 5% |
3,000株以上 | 7% |
良くある「クレジット支払いで5%OFF」だと、支払い時に割引が適応されます。
一方、イオンオーナーズカードの場合は、1回1回の支払い時に割引される訳ではなく「半年の買い物合計額から●%分の金額が戻ってくる」という仕組みになっています。
優待限度額は「半年間で100万円」。
本人カード(1枚)と家族カード(1枚)の利用分を含む金額が、返金対象になります。
例えば自分がイオンの株を100株所有している場合、半年間で100万円買い物をすると「100万円✕3%」で、3万円がキャッシュバックされます。
【半年間で100万円買い物をした場合の返金額】
持ち株数 | 返金額 |
100株 | 3万円=100万円×3% |
500株 | 4万円=100万円×4% |
1,000株 | 5万円=100万円×5% |
3,000株 | 7万円=100万円×7% |
半年間で100万分(毎月15~17万円)の買い物をイオンでする機会は少ないと思いますが、毎日の買い物は確実にちょっとお得になります。
返金対象になる支払い方法
返金を受けるには、レジでイオンオーナーズカードを提示して、返金対象の支払い方法で、商品やサービス代金を支払う必要があります。
返金対象になる支払い方法は以下の通りです。
- 現金
- WAON
- イオンマークの付いたクレジットカード
- イオン商品券
- ダイエー商品券※
現金以外にも電子マネーWAONやイオンカードにも対応しているので、チャージや支払いによるポイントも貯められるのはお得ですね。
ちなみに、コックスやジーフット、未来屋書店、イオンボディや一部の会社・店舗では、現金払いのみの特典適応になる場合もあります。
心配な人は、支払い前に「この店舗では現金以外も返金対象になるのか?」をお店の人に聞いておくと良いです。
※ダイエーの売り場で使えます。
返金対象外の商品・サービス
イオンオーナーズカードの提示で、全ての商品やサービスが返金対象になるという訳ではなく、返金対象外の商品やサービスもあります。
【返金対象外の商品・サービス】
- タバコ
- 切手
- 印紙
- ハガキ
- 金・地金
- プリペイドカード類
- ギフト券・ギフトカード類
- イオンギフトカード・WAONカード・イオン商品券
- 電子マネーWAONへのチャージ
- 送料・配達料
- 有料レジ袋
- 家電製品購入時の保険
- 処方箋で購入する医薬品
- 各店にて特に指定した商品
キャッシュバック受取方法
イオンオーナーズカードの利用期間は「3月1日〜8月31日」と「9月1日〜2月末日」の2区分に分かれています。
※新規登録の場合は、オーナーズカードが届いてからの利用になるので、利用可能期間は上記よりも数ヶ月短くなります。
毎年10月と4月になると、イオンから「オーナーズカードご利用明細書」と「株主ご優待返金引換証」が届きます。
この2つを持って、イオンサービスカウンターや指定の返金取扱いレジへ行き、手続きをすると、返金が受けられます。
ダイエーの売り場も対象に
ダイエーがイオンの完全子会社化になったことで、ダイエーでもイオンオーナーズカードのキャッシュバック特典が利用可能になりました。
対象店舗は以下の通りです。
- ダイエー
- ダイエーネットスーパー
- ダイエーネットショップ
- グルメシティ
- フーディアム
ディッパーダンやドムドムバーガーなど、ダイエー店舗内にある専門店は対象外なので注意して下さい。
イオン店舗と同様に会計前にレジで提示すると、買物金額がキャッシュバック特典の対象になります。
ダイエーネットスーパーの場合「会員登録時に『保有カードの確認』ページで、株主優待カードの番号を入力」または「ログイン後『登録情報の確認・変更』で番号入力」で、優待割引が選択できます。
利用の際には「注文内容の確認・支払い方法の選択」ページで「株主優待を利用する」にチェックが入っていることを確認して下さい。
以前まではダイエーにも独自の株式優待があり、株式優待カードの提示で、レジですぐに5%OFFの割引が受けられましたが、現在は廃止されています。
毎月20・30日は5%OFF
毎月20・30日のお客様感謝デーでは、対象になるグループ各店舗で、会計時にイオンオーナーズカードの提示で、支払い時に5%OFFの優待割引が受けられます。
対象になる支払い方法は、3~7%キャッシュバックと同様に「現金・WAON・イオンマークの入ったクレジットカード・イオン商品券・イオンギフトカード」など。
もちろん、半年に1回のキャッシュバック特典も併用でき、割引後の支払い分がキャッシュバック特典の対象になります。
株を3年以上所有でギフトカードプレゼント
イオン株を3年以上継続して所有しており、毎年2月末日時点で1,000株以上保有している株主を対象に、持ち株数に応じてイオンギフトカードがプレゼントされます。
2月末日の持ち株数 | イオンギフトカード金額 |
1,000株~1,999株 | 2,000円 |
2,000株~2,999株 | 4,000円 |
3,000株~4,999株 | 6,000円 |
5,000株以上 | 10,000円 |
ちなみに、イオンの株は1株約1,700円(2015年9月現在)なので、1,000株以上所有するには、170万円ほど必要です。
一般家庭がイオンギフトカード目当てに1,000株も保有するのは、なかなか難しそうですね。
イオンラウンジが無料で使える
イオンラウンジは一部のイオン店舗(イオンモールが中心)の一画に設けられた、利用条件を満たした人だけが使える専用ラウンジ(無料の休憩所)です。
「ソフトドリンク」「ショッピングサポート」「雑誌・新聞の閲覧」「ホームページ閲覧」などの各サービスが受けられます。
【ソフトドリンク】
イオンのPB「トップバリュ」の飲み物やお菓子などが提供されます。
飲み物はセルフサービスで、実質的に飲み放題です。
【ショッピングサポート】
買い物の手荷物やコート類の無料預かり。売り場や催し物の案内も。
【雑誌・新聞の閲覧】
ラックに置かれている雑誌や新聞が自由に読めます。
【ホームページ閲覧】
イオン各社のホームページや店舗所有地の行政公式サイトにアクセスできます。
閲覧可能なWebサイトには制限がかかっており、全てのWebサイトにアクセスできる訳ではありません。
イオンラウンジの利用は1日1回。最大4席まで利用できます。
利用時間は10時30分~19時。土日祝など利用者が多い時は、利用時間を30分に限定される場合もあります。
広いイオンモールだと、買い物途中でひと休憩入れたくなりますが、喫茶店やフードコートのメニューって、結構良い値段がしますよね。
イオンラウンジならば、飲み物など全部無料で利用できるので、喫茶代節約にもなります。
イオンオーナーズカードを持っていれば、どの店舗でも利用が可能。
イオンラウンジがあるイオン店舗は全国に162店舗あるので、旅行時に「ちょっと時間ができたから、大きめのショッピングモールに入ろうか」となった時も、イオンへ行けば断然お得です。
実際に使ってみた
私が実際に利用したのは、京都最大の商業施設でもある「イオン桂川店」。
イオンラウンジは「店舗案内図」で事前に確認しておかないと、見逃してしまうような、目立たない場所にひっそりとあります。
空港のラウンジとは異なり、意外と気軽に来れるような雰囲気です。
利用者層はファミリー、シングル、二人連れ(親子、夫婦、カップル、ママ友など)。
平日はママ友や奥さんグループが多いようです。
土日になると子どもの姿も多く見かけるので「子どもを連れてきても良いのかな?」と心配に思う心配はありません。
むしろ、ジュースとお菓子が待っているので、大人よりも楽しい所かも……。
ただし18歳未満のみの利用は不可で、必ず大人との同伴が必要です。
コーヒーはもちろん、紅茶から果物・野菜ジュース、炭酸飲料までひと通り揃っていました。ここまでラインナップがあると、本当に喫茶店顔負けです。
商品は全てイオンのトップバリュ。
喫茶店では出された商品が「美味しいな」と思っても、買うことができなかったり、高かったりするのですが、イオンラウンジで食べたり飲んだりした商品は、イオンの食品店で安く買うこともできます。
やっぱり商品のパッケージに書いてある美味しさよりも、自分で食べた方が分かりやすくて良いですよね。
消費者側は無料で飲み食べ休憩、イオン側には広告やポップでは伝わりにくい商品の味などを実際に試食をしてもらえるというメリットがあるので、購買意欲をそそり、双方ともにWin-Winの関係になっています。
イオンシネマでお得に映画を楽しむ
イオンモールなど大型店舗には「イオンシネマ」という映画館が併設されていることがあります。
「休日に家族や恋人とイオンへ行き、映画を楽しむ……」という時にも、イオンオーナーズカードがあると、よりお得に映画が楽しめます。
基本料金より100~800円割引
イオンオーナーズカードの提示で、基本料金より割引が受けられます。
基本料金 | 割引料金 | |
一般 | 1,800円 | 1,500円 →300円お得! |
学生(大学・専門学校・高校) | 1,500円 | 1,200円 →300円お得! |
小学生・中学生 | 1,000円 | 800円 →200円お得! |
幼児(3歳以上) | 900円 | 800円 →100円お得! |
障がい者 | 1,000円 | 割引なし |
※3D上映は+300円。3D専用メガネ代+100円
他にもイオンシネマではお得に映画が観られるサービスがあるのですが、イオンオーナーズカードがあれば、更に割引料金になります。
【ハッピーモーニング】
平日朝、各スクリーン1回目に上映する全作品が1,000円(300円お得!)。
【ハッピーナイト】
毎日20時以降、上映の全作品が1,000円(300円お得!)。
【お客さま感謝デー】
毎月20日30日は全作品1,000円(イオンカード提示より100円お得!)。
大人の通常料金が1,800円なので、最大800円も安くなるのは、映画好きにとって非常に魅力的ではないでしょうか。
ドリンクorポップコーンが無料
他にもイオンオーナーズカードの提示で「ドリンクチケット」または「ポップコーンチケット」がもらえます。
ドリンクはRサイズ、ポップコーンはSサイズが対象です。
普通に注文すると、ソフトドリンクは320円、ポップコーンは350円するので、結構、安上がりに映画を楽しめますね。
ちなみに「映画館でジュースを飲んだり、ポップコーンを食べたりしないな……」という人でも、映画を見終わった帰りに、ポップコーンを持ち帰るという手もあります。
ポップコーンは「塩味」と「じゃがバター味」があり、個人的におすすめはじゃがバター味です。頼めば持ち帰り用の袋に入れてもらえます。
「Sサイズ」と言いながら、1~2人ではすぐに食べ切れないほど、結構な量が入っており、帰宅後のおやつにもピッタリです。
駐車料金が1時間追加で無料
郊外にあるイオンモールには、車で出掛ける機会も多いと思います。
店舗によっては駐車料金が1時間追加で無料になる所もあります。
大型店舗でショッピングを楽しむ時は、どうしても滞在時間が長くなりがち。
「初回○時間無料」「○千円以上の購入で、○時間無料」などの割引サービスと組み合わせれば、駐車料金が実質無料で利用できるのは良いですね。
いかがでしたか?
イオンの株式優待イオンオーナーズカードを持っていてメリットが大きいのは「普段の買い物でイオンやダイエーを良く利用する」「イオンモールなど大型店舗が、近くにあり、定期的に利用する」という場合です。
特にイオンオーナーズカードは、イオンシネマやイオンラウンジがある大型店舗を利用する時に、かなり節約になります。
一方で「普段は別のスーパーで買い物をしている」「近場にイオンモールが無く、年に数回しか行く機会が無い」という人は、株式優待目当てでわざわざイオンの株を買う必要性は薄いように思います。
イオンの株式優待を利用するには、100株以上(約17万円前後)のイオンの株を買う必要があります。
「株主になるのはちょっと怖いな……」という人は、イオンが発行するクレジットカード「イオンカード」を利用する方法もあります。
イオンオーナーズカードよりもお得度は下がりますが「毎月20・30日のお客様感謝デーで5%OFF」や「駐車料金の1時間無料」、「イオンシネマの通常料金から300円割引」などの特典が受けられます。
年会費無料なので、年に一度も使わなくても、別途料金が発生することはありません。
「イオンやダイエーでの買い物をよりお得にしたい」という人は、一枚持っていても損はないと思います。