日本と中国で使い方に違いあり?ネットスーパー利用実態調査

活用術

日中のネットスーパー利用実態調査

指定した日時に注文した商品を自宅まで届けてくれるネットスーパー。

その利便性から毎日多くの人が活用していますが、日本だけではなく世界各地でネットスーパーが利用されています。では国によって利用頻度や目的、注文商品は異なるのでしょうか?

GMOリサーチ株式会社では、日本と中国の女性モニターを対象に、ネットスーパーに関する利用実施調査を行ないました(調査日は2015年5月25日〜31日。対象は日本と中国のネットスーパーを利用している20代~40代の女性、各国600名、計1,200名)。

その結果内容から日中でのネットスーパーの使い方について見てみたいと思います。

日中で見るネットスーパー利用の違い

日本:不定期、中国:定期

【ネットスーパーの月間利用回数】

ネットスーパーの月間利用回数

利用頻度は、日本は「不定期(52.7%)」「月1回(21.7%)」が、回答の約7割を占めました。

不定期や月1回の利用では、買い物回数が圧倒的に少な過ぎることを考えると「普段の買い物はスーパー。ネットスーパーは必要な時にだけ使う」という使い分けをしている人が多いことが分かります。

一部のネットスーパーでは月額制度を設けて「何回使っても送料無料」「留め置き対応OK」など定期利用をすすめている所もあります。

ただしイトーヨーカドーやイオン、SEIYUドットコムなど大手では対応していないことを考えると「風邪で寝込んでいて、買い物へ行けない」「雨や雪で出歩けないので、ネットスーパーを頼む」というような機会的利用の割合が大きいのだと思います。

一方の中国では「月2回以上」利用する人が約70%を占めており、ネットスーパーを日常的に使う人が多いことが分かります。

利用理由は日中で異なる

【ネットスーパーの利用理由(複数回答)】

利用理由

日本では「重たいものを持つのが負担になるから」が利用理由の最多(50.8%)。

中国は「商品が一覧できて店頭よりも選択しやすいから(58.8%)」、「買物に時間をかけたくないから(52.3%)」が理由の過半数を占めています。

どの理由も中国の方が回答数が多いことから、ネットスーパーが持つ「時間短縮や利便性」をフル活用していることが分かります。

購入する商品は「日常食」が最多

【購入する食品の種類(複数回答)】

食品の種類

日中の購入する食品の種類Top3は以下の通り。

日本は「生鮮品(39.7%)」、「米穀類(34.3%)」、「飲料(32.5%)」。
中国は「牛乳(46.0%)」、「パン・菓子類(34.0%)」、「調味料(醤油・砂糖・みりん・味噌など)(31.8%)」。

日本のネットスーパーを利用する理由の1位「重たいものを持つのが負担になるから」を考えると、スーパーから自宅まで持って帰るのが大変な重い商品は、ネットスーパーで購入する比率が高いようです。

中国で最も飲まれている飲料が水以外だと「牛乳」という調査結果があるので「毎日のように食べるもの、使うもの」が購入されていることが分かります。

日中共通の不満点は「配達システム」

【ネットスーパーに対する不満や要望(複数回答)】

不満や要望

日本では「配達料金が高い(33.2%)」、「当日配達ができない(22.5%)」、「配達時間を指定したい(18.3%)」と、配達に関して不満を持つ人が多いです。

中国では1位と2位は日本と同じですが「配達時の破損・型崩れ(容器・商品)がある(20.5%)」が3番目に多い不満になっています。

日本のネットスーパーでは、破損や形崩れに関するクレームはほとんど聞かれないことから「乱暴に扱われて、商品が壊れていた」という心配はなさそうです。

サイト管理人も何度かネットスーパーや食材宅配サービスを利用した経験がありますが、取扱い注意の卵を注文しても一度も割れた状態で届いたことはありません。

中国は今後の利用も積極的

【今後の利用意向】

今後の利用意向

今後の利用に関しては、日本は「今後も利用状況は変わらない(60.3%)」、中国は「今後は利用が増える(58.7%)」という結果になりました。

両国とも不満が多い配達システムが改善されれば、より多くの人がネットスーパーを利用するかもしれませんね。

最後に

管理人の意見

日本と中国のネットスーパー利用実施調査から、日中の違いが明らかになりました。

日本は「お米や飲料、調味料など、重くてかさばる商品を届けてもらう」など、ネット通販と同様の不定期利用が多く、未だに「スーパーで買う」という選択をする人が圧倒的に多いことが分かります。

ネットスーパーには「その都度利用」という意識が強く「定期宅配をしよう」という場合は、生協や食材宅配サービスを選ぶ人が多いように思います。

多くの生協や食材宅配サービスは、自社配送なのでお届け日時は指定できませんが、不在時の場合は玄関や車庫の前など指定場所に留置きしてもらえます。

ある意味、お届け曜日が決まっているからこそ「定期的に利用する必要がある」と考える人が多いのではないでしょうか。

地方ネットスーパーでは「月額制」を導入して、毎月決まった金額を支払うことで、送料が無料になったり、留置サービスが利用できたりする所もあります。

また最近ではネットで注文した商品を、店舗内のロッカーに入れてもらい、指定時間内に受け取る「ロッカー受取サービス」も実験的にですが実施されています。

日中の不満点の多くを占める「配達の不便さ」が解消できれば、ネットスーパーの利用がより拡大するのではないかと思います。


『ネットスーパーに関する利用実態調査』を日本・中国で実施 – GMO RESEARH