クレジットカード不可が安さの秘密!?業務スーパーで使える唯一の支払い方法

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業務スーパー

飲食店など業者向けの商品を取り扱い、値段の安さからも人気の「業務スーパー」は、私たち一般客でも商品の購入が可能です。

業務スーパー=現金払いのイメージが強いのですが、他の支払い方法は使えないのでしょうか?

調べてみた所、やはり全店、現金のみの取扱いになっていました。

ポイントカード 基本的に発行なし
電子マネー
交通系電子マネー
クレジットカード
商品券・ギフトカード

参照:店舗・サービスに関するよくあるお問い合わせ – 業務スーパー

店舗によってはポイントカードが使えることも

業務スーパーでは基本的に専用のポイントカードは発行されていません。

ただし業務スーパーはフランチャイズ展開をしている為、店舗によっては併設している食品スーパーやドラッグストア、リカーショップなどのポイントカードと併用して使える場合があります。

例えば静岡を中心に総合ディスカウント店「エスポット」や食料スーパー「POTATO」を運営する株式会社マキヤでは、業務スーパーもフランチャイジーとして展開しています。
その為、マキヤが展開する業務スーパー(静岡・山梨・神奈川・埼玉)では、マキヤグループポイントカードが使えます。

店舗情報:業務スーパー/マキヤ


また株式会社サンフェステ(京都府亀岡)が運営する、業務スーパーでもポイントカード「クラブサンフェステカード」が使えます。

ただし業務スーパーのPB商品はポイント還元の対象外と全ての買い物でポイントが貯まる訳ではないので注意。

店舗情報:業務スーパー|京都亀岡 ディスカウントショップ

支払い方法は現金のみ

現金払い

業務スーパーの支払い方法は現金のみ
クレジットカードや電子マネー、商品券、ギフトカードは一切使えません。

その理由としては、業務スーパーではキャッシュ&キャリー(C&C)という現金購入&持ち帰り方式を採用しているから。

消費者や顧客に「現金支払い」と「商品の持ち帰り」をしてもらうことは、以下のようなメリットがあります。

現金だと決済手数料がかからない

クレジットカード払いを導入すると、支払いごとに業務スーパー側が一定の決済手数料を負担する必要が出てきます。

決済手数料の相場は業種によっても異なりますが「小売は利用代金の約3~5%が相場」と言われます。

負担する決済手数料が増えれば、当然、会社の利益も減ってしまうので、クレカ払い導入前よりも商品価格を上げて利益を上乗せしないといけません。

元々激安が売りスーパーは「薄利多売」が基本。支払いの利便性を増やすよりも、商品が安い方が、得られるメリットは大きくなります。

利益の幅を狭めるようなポイントカードやクレジットカードなどの現金以外の支払いは利用できなくても当然……と言ったところでしょうか。

持ち帰りは物流コストの削減に

購入者が商品を自分で持ち帰る=「購入した商品を自宅までお届けする配送サービスを行なっていない」ということ。

商品の宅配を行わなければ、配送サービス特有の物流コスト(人件費や梱包費、保管費、配車代、ガソリン代など)もかからないので、その分の運営費用が抑えられます。

2014年にサミットがネットスーパー事業から撤退しましたが、その理由が「物流コストを売り上げでカバーできなかった」ことが挙げられます。
スーパーは単価の低い商品を取り扱っている為、どうしても「配送」まで行なってしまうと、非常に採算性が取りにくいのです。

大増量の商品を扱っている業務スーパーだからこそ、あると便利な宅配サービスがなく「頑張って持ち帰る」という仕組みになっているのです。

業務スーパーは現金払いだからこそ安い

「ポイントカードやクレジットカードの利用でポイントが多く貯まるスーパー」と「現金払いしか使えないが、貯められるポイント以上に商品価格が安いスーパー」であれば、後者の方が断然にお得です。

業務スーパーは後者に当てはまるスーパーですね。

「生鮮食品やPB商品の品質と値段」に関しては、人それぞれ意見が分かれると思いますが、メーカー品が普通のスーパーよりも10~30%安いのは、やはり魅力的です。

私たちはどうしても「ポイントが貯まってお得」「特定のクレジットカード払いで5%OFF」というのに気を取られてしまいますが、本当に食費の節約になるのは、ポイントカードやクレジットカードが使えないスーパーを利用することかもしれませんね。